地球温暖化とは

地球温暖化とは、地球表面の大気や海洋の平均温度が長期的に上昇する現象であり、その主な要因は人為的な温室効果ガスの排出量の増加であるとされています。
温室効果とは、太陽エネルギーによって暖められた 地表面から宇宙に向けて放射される熱 エネルギーの一部が、二酸化炭素 やメタンに代表される温室効果ガスに 吸収されることで、大気が暖められる現象です。
18世紀以降の産業発展や生活環境の向上によって 、石炭や石油などの化石燃料が大量に消費されるようになったことで、大気中の温室効果ガスの濃度が急激に上昇し、地球温暖化を招くこととなりました 。
地球温暖化は、地球全体の気候に大きな変動をもたらすものであり、近年、世界各地で発生している記録的な猛暑や干ばつ、熱波、集中豪雨、台風などといった異常気象の背景には、地球温暖化の影響が指摘されています。
今後、早急に世界全体で温暖化対策に取り組む必要があります。

【ゼロカーボンシティ宣言 】
紀北町は、2021年3月に「ゼロカーボンシティ三重広域6町」を表明しました。多気町、大台町、明和町、大紀町、度会町との 6 町共同で 2050年温室効果ガス排出量ゼロを目指し、町民 ・事業者の皆様とともに脱炭素社会の実現に向けて取り組みを進めていきます。
6町広域連携の構成自治体の取り組みや先進事例等の情報交換をし、それぞれの地域の特徴を活かした脱炭素施策を推進します 。
※環境省では、2050年に二酸化炭素(CO 2の排出を実質ゼロにすることを目指す旨を表明した地方自治体を「ゼロカーボンシティ」と位置づけ、国内外に発信しています。

【脱炭素先行地域 】
多気町、大台町、明和町、大紀町、度会町 、紀北町の6町が、環境省が公募する「第5回脱炭素先行地域」に2024年9月27日に選定されました。
6町で共通する地域課題の解決に連携して取り組み、地域活性化の実現を目指します。
※脱炭素先行地域とは、地域特性等に応じた先進的な脱炭素の取組を実行することにより、 2030年までに、民生部門(家庭部門および業務その他部門)の電力消費に伴う CO 2 排出実質ゼロの実現を目指す地域であり、全国の各地域に脱炭素の取組を横展開するためのモデルとなるものです。

紀北町地球温暖化対策実行計画

地球温暖化対策の推進に関する法律に基づき、温室効果ガスの排出量を削減するため、 2008年度に「紀北町地球温暖化対策実行計画(第一次計画)」を策定しました。その後、 2014 年度に「紀北町地球温暖化対策実行計画(第二次)」、2019年度に「紀北町地球温暖化対策実行計画(第三次計画) 」、2024度に「紀北町地球温暖化対策実行計画(第四次計画)」を策定し 、紀北町が行う事務及び事業の省エネルギー・省資源、廃棄物の減量化などの取り組みを推進することで、温室効果ガスの排出量削減のため職員全員で積極的に取り組んできました。
2025年3月には 、「紀北町地球温暖化対策実行計画(第五次計画)」を策定し 、2030年度に温室効果ガス排出量を50%削減(2013年度比)する目標を定めています。

【補助金】
紀北町では、太陽光発電や蓄電池などの再生可能エネルギー設備、電気自動車の導入など、地球温暖化対策に取り組む方への補助を行っています。

この記事に関するお問い合わせ先

環境管理課
電話番号:0597-46-3121
ファックス:0597-47-5906
福祉環境室
電話番号:0597-32-3904
ファックス:0597-32-2313
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